住宅ローンの審査ポイント:銀行は何をみているか①
自宅を購入・新築する際にほとんどの方は銀行から住宅ローンで資金調達します。不動産業者が勧める住宅ローンでなんとなく決めてしまっている方はいませんか?住宅ローンと一口に言っても各銀行によって特徴があり、それぞれ審査のポイントが違います。そのポイントを押さえずに事前審査をすると予期せぬ結果が待っていることも・・。住宅ローンの基本的な審査ポイントとその対策について抑えていきましょう。今回はその1回目です。
**銀行員はここを見ている!①**
年齢と勤続年数
〇前提要件〇 借入3,000万円、返済80歳まで行う
1.年収800万円、50歳、勤続1年
2.年収400万円、30歳、勤続5年
1と2で銀行の審査でどちらの方が通りやすいでしょうか?答えは2です。1の方は定年まで10年~15年までしかなく、退職年齢に達した際の残債よりも退職金が少ないことが予想され、定年退職後返済が滞ることが懸念されるからです。2の方は定年退職時に残債はないか有っても少額で退職金で十分返済が可能で、銀行にとってリスクが小さいと判断されます。
では1の方の住宅ローンを通りやすくする方法について、お話します。要は銀行にリスクが低いと判断させる材料があればいいわけです。
材料その①:すでに十分な預貯金がある。これが最も強力です。銀行の預金通帳の写しや定期預金の証書があれば一番ですが、貯蓄型の生命保険証券の写しや保有株式等の金融資産があることがわかれば審査に有利になります。早期退職で退職金が支給されている方等はこの方法が有効です。
材料その②:同居する家族に十分な資産がある。例えば高齢の親と同居する場合、親の資産がわかる預金通帳等の資料があれば、審査上有利です。親が不動産を所有していて、その不動産価値が高い場合も有利になります。
材料その③:前職が同じ業種・職種で現勤務先がステップアップ転職だと証明する職歴書を提出する。前職が勤務年数が長く、現職が同じ業種・職種である場合、職歴書を提出することで勤続年数を通算で見てもらえるケースがあります。
上記は事前審査から目審査を行う銀行での例で、AIを利用した機械的な審査を行う銀行では使えません。そのため、事前審査を行う銀行を間違えないようにしなければなりません。この点、不動産会社の担当者によっては「金利が低いから」「いつも審査している銀行で手続きがわかっているから」等の理由で安易に事前審査を行う銀行を決める人もいるので、注意が必要です。
もし不動産会社の提案する住宅ローンが本当に合っているのか不安がある方はFind不動産では住宅ローンのセカンドオピニオンも行っておりますので、お気軽にご連絡ください。
**銀行員はここを見ている!①**
年齢と勤続年数
〇前提要件〇 借入3,000万円、返済80歳まで行う
1.年収800万円、50歳、勤続1年
2.年収400万円、30歳、勤続5年
1と2で銀行の審査でどちらの方が通りやすいでしょうか?答えは2です。1の方は定年まで10年~15年までしかなく、退職年齢に達した際の残債よりも退職金が少ないことが予想され、定年退職後返済が滞ることが懸念されるからです。2の方は定年退職時に残債はないか有っても少額で退職金で十分返済が可能で、銀行にとってリスクが小さいと判断されます。
では1の方の住宅ローンを通りやすくする方法について、お話します。要は銀行にリスクが低いと判断させる材料があればいいわけです。
材料その①:すでに十分な預貯金がある。これが最も強力です。銀行の預金通帳の写しや定期預金の証書があれば一番ですが、貯蓄型の生命保険証券の写しや保有株式等の金融資産があることがわかれば審査に有利になります。早期退職で退職金が支給されている方等はこの方法が有効です。
材料その②:同居する家族に十分な資産がある。例えば高齢の親と同居する場合、親の資産がわかる預金通帳等の資料があれば、審査上有利です。親が不動産を所有していて、その不動産価値が高い場合も有利になります。
材料その③:前職が同じ業種・職種で現勤務先がステップアップ転職だと証明する職歴書を提出する。前職が勤務年数が長く、現職が同じ業種・職種である場合、職歴書を提出することで勤続年数を通算で見てもらえるケースがあります。
上記は事前審査から目審査を行う銀行での例で、AIを利用した機械的な審査を行う銀行では使えません。そのため、事前審査を行う銀行を間違えないようにしなければなりません。この点、不動産会社の担当者によっては「金利が低いから」「いつも審査している銀行で手続きがわかっているから」等の理由で安易に事前審査を行う銀行を決める人もいるので、注意が必要です。
もし不動産会社の提案する住宅ローンが本当に合っているのか不安がある方はFind不動産では住宅ローンのセカンドオピニオンも行っておりますので、お気軽にご連絡ください。