Find不動産

BLOG

土地を購入する際の注意点について②

土地を購入して住宅を建てたい。
ほとんどの方はまずはネットで予算や駅からの距離などで検索するのではないでしょうか?

駅から徒歩10分で1,000万円、安い!予算に合う!

ちょっと待ってください。探している地区で他の物件に比べて極端に安いなら、理由があるかもしれません。

その理由の一つは「擁壁」かもしれません。

「擁壁」とは隣地や道路と高低差がある場合に、土砂が崩れるのを防ぐためにコンクリートや石で土砂を留めるために設ける人工的な壁のことです。

擁壁は材質がコンクリートだったり、石だったりしますが、人工的なものである以上寿命があります。
新規に造成された分譲地なら心配は不要ですが、古家がある(もしくは過去家が建っていた)土地の擁壁は強度が不十分である可能性があります。

また、隣地と高低差のある物件は「がけ条例」により、希望の建物が建てられない可能性があります。
ここで言う「がけ」は自然の「がけ」だけでなく隣地の擁壁も含みます。隣地の高い擁壁はその擁壁から離隔距離を取って建物を建設しなければならない等の規制があり、希望する間取で建物が建設できない可能性があります。

不動産業者は建設のプロではないので、宅建士だからと言って擁壁の知識があったりがけ条例を知っているとは限りません。

ご自身で希望の土地を探すという方は少なくないと思いますが、契約してしまってからではたとえ希望の建物が建設できないということが判明しても遅いです。最悪、擁壁のやり替え費用で数百万円必要だったということにもなりかねず、また、4LDKが希望なのにがけ条例で3LDKの建物しか建てられなかったということもありえます。

建設する工務店やハウスメーカーが決まっているならその担当者に相談すればいいですが、まず土地を決めて建設する業者はゆっくり決めたいという場合は、相場より物件が安い場合は何か理由がないか、希望する建物が建設できるか、建設に詳しい不動産業者に必ず相談するようにしましょう。

Find不動産では擁壁の安全性やがけ条例が適応されるかどうかの簡易的な診断を行えます。建設に詳しい不動産業者の担当者がいない場合、相談は無料ですのでお気軽にご連絡ください。
記事一覧